テレワークはハード、困ったら大きな声でヘルプと叫ぼう!

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自分は、個人でやっているので、会議もないし、家で作業する時間がそれなりにあるだけなのだけど、家で作業するようになって感じるのは、オフィスは良かったな、在宅はそれなりにキツイということ。

働くための機能が揃っていたオフィス

トレーダーをやってて、おまけにクオンツだったので、使っているPCはわりと多く、環境はわりと良かったです。

机は広く、椅子も良くて、ディスプレーが8画面くらいあり、戦う雰囲気満載で、オフィスに到着した瞬間に、働きモードに変わったものです。

コロナ前は当たり前過ぎて考えることもなかったけど、オフィスは、コストをかけて会社が用意した環境。それに対して自宅のテレワークは、かなりの部分を自分で用意する環境。

テレワークで会社のコストは個人に移転される

イメージですが、オフィスのコストって、一人あたり金額換算で一ヶ月数万〜10万っていうのが多いと思います。

都心の駅近オフィスだとオフィスの土地、電気、設備、交通費で軽く5万は超えそう。そのコストがなくなることを考えると、場所にもよるけど、少なくとも個人に1万〜3万くらいの範囲で手当が出ても良さそう。

だって「家は休む場所」と思っていたら、いきなり会社から「これからは戦う場所でお願いします。コストは自己負担でね」って宣告されたようなものじゃないですか。

会社が一人あたりのオフィスコストを指標として発表していたら、わりとすんなりと、「手当はこれだけ」みたいなコンセンサスを取りやすかったのかな。

逆に、なにもなくても妥当と思えるコストをそうそうにはじき出して手当てする会社って、将来性のある良い会社ではないでしょうか。僕は絶対そう思います。

自分で環境を整えるのは、想像以上にハード

自分で整えるもの、わりとたくさんあります。

通信速度にストレスのないWifi、快適なPC、集中できる、ある程度静かな空間などは、多くの場合、自分で用意することに、その環境を整えるためのコストを、会社はあまり負担してくれません。

なのである意味、かなりの確率で個人ベースの持ち出しは増えていきます。

普通に考えてすべてを揃えるのはかなり大変。小さい子供がいる家じゃ、家が広くなければ、落ち着いて仕事もできないだろうし、そうでなくても、デスクまわりを整えるだけでもそれなりに大変でしょう。

がんばれば、ある程度は最適な環境をつくれる

家で仕事をする人達が増えたことで、家に作った快適オフィス空間をYoutubeなどで披露する人が増えました。そういった動画を参考にしつつ、環境を整えることに楽しみを見出すのは一つの解決法だとは思います。

自動昇降機能がついた電動デスク、横に長い局面ディスプレー、マウスもキーボードもワイヤレスにして、すっきりした机の上には観葉植物など。

こだわり派は、わりと楽しみながら、そういった環境も構築していけることでしょう。

自分もPCはそれないに詳しいし、快適さにはこだわるほうなので、それなりに良くしたつもりです。

でも人によって大きな差が付きやすい

ただ、そういったことが苦手な人達は、劣化した職場環境に我慢するしかないのです。もしも会社がサテライトオフィスを用意してくれていれば、それも大きな解決策になるのでしょうが、会社によってかなり違いがあります。

結局は、その人の状況に応じて、それぞれが工夫しなくてはならず、それができるか、またその工夫を楽しめるかで、テレワークライフの快適度は大きく変わるわけで、下剋上な世界と言わざるを得ません。

いままでは会社がオフィス環境をすべてそろえてくれて、そこでは個人の差がつかなかったのに、テレワークでは「家の広さ、DIY能力、PC設定能力」などすべてで個人の差がつくのですから。

オフィスの見えなかったけど重要だった機能

なかなか気づかなかったけど、オフィスには気分転換のための仕組みがかなりありました。

ちょっとした休憩に会社のカフェ、毎日違うお店で同僚とランチ、通勤で適度にこなされる運動など。働く以外のスキマを効率的に埋められる機能がそこにあったのです。

新しく見つけた面白いYoutuber、テレビ番組、映画など、仕事以外にも同僚と話たいことって多いし、わりとそれでストレスのアク抜はできるものです。

前はわからなかったけど、オフィスが持っていた、その気晴らし機能は思った以上に大きいのです。在宅になったときの大きな問題は「その気晴らし機能をどの程度、自分で埋めていけるか」なんですよね。

その1、わいがや

先程も話しました同僚などとの、わいわいがやがや会話、重要でした。

会社では好きな人とも嫌いな人とも、それぞれ会話があり、それも気分転換になっていたはず。

「会議のあの発言はないよな」とか、「あれ絶対パワハラだよ」みたいなグチ、「今日はあの人、機嫌悪いな、体調悪そう、いいことあったのかな?」みたいなことを考えたり、会話すること。

その時の気分でリアルタイムに会話ができるっていう機能は大きくて、オンラインだと「毎日夕方5時すぎに話そう」みたいになって、なんか、微妙にオフラインで、そしてちょっと不自由。

その2、通勤

「超満員電車で1時間以上」などのハードな通勤環境でなければ、通勤はそれなりに気分転換になりました。途中で買い物したりもできたし、適度な運動にもなってました。

家の環境をどんなに快適にしても、ずっと家にいると気分が滅入ってくるものです。家の近くを散歩してみたり、短い距離で外出してみたりすることで補っていかなくてはなりません。

ただ、ここでも住んでいる環境に応じて、個人差が大きく出てきます。息抜きカフェ、ジム、映画館、全て家から離れてる。走ろうと思っても、道路が狭いうえに車が多くて危険とか、普通にありえます。

実際、私も昔はそういう場所に住んでいました。そのときにコロナになったら気が狂ってたかも。。。

結局、個人で解決させなければならない問題が沢山でてくるのが、テレワークの本質かもしれません。

解決できなければ、最悪病気

生活が単調になりすぎて、気力がなくなったり、将来への不安感が増してしまう。これは、とてもありえることだと思います。

自分自身、やっていることは嫌いじゃないのに、家でずっと作業することで、気分が滅入る経験をしてきました。それなりに場所を変えて行動するなど、試行錯誤してやっと通常の精神状態になったりという経験もしました。

テレワークしている人の中には、オフィスにいたときでさえ不安にさいなまれていた人もいると思います。

更に在宅になり、「新たなプレッシャーが発生し、より将来に強い不安を感じて、精神をやんでしまう」ようことは十分ありえますし、容易に想像できます。

実際の数字でも、うつ病の人は増えているようです。テレワークでの一番大きな課題は「メンタルを健康的な状態に保てる生活スタイルの工夫」かもしれません。

まとめ

在宅勤務、テレワークによって、オフィス勤めでは差がつかなかったことも、個人の能力で大きく差がつく結果になっています。

それは仕事の効率だけではなくて、メンタルについてもそうなのです。気をつけないと自分で大きなリスクを追ってしまいがち。うつ病と自殺は増えています。

困っていることがあれば、自分だけで解決しようとは思わず、誰かに相談したり、誰かに手伝ってもらったり、助けてもらうことも大事です。恥ずかしがらずに、助けてもらいましょう!