世界人口の半分(40億人)がインターネットを利用できていない現実
現在、アメリカやカナダにおいてもインターネットが十分に利用できない地域がり、世界中にはインターネットが利用できない地域がたくさんあります。
そういった地域には世界の未来を変える天才の卵がいる可能性もあるわけです。
イーロン・マスク率いるSpaceXの低軌道衛星が世界で使えるインターネット実現
ジェフ・ベゾスのブルー・オリジン、会社更生法を申請したOneWeb、やっぱり本命はイーロン・マスク率いるSpaceXのStarLinkでしょう。SpaceXが誇る自動着陸できるスーパーロケット ファルコン9によって、衛星打ち上げ費用が低コストになり、大量打ち上げがかなり現実的になりました。
SpaceXは連邦通信委員会(FCC)から1万2千基の打ち上げ許可をもらっており1兆円強の資金をかけて打ち上げ、最終的には4万基強の衛星を打ち上げる計画
2010年10月にはすでにパブリックβテストを初めており、その料金は月1万、スターターキットが5万強という普通に個人が契約できるレベル、アンテナはブリーフケースくらいの大きさ、車や船にも簡単に装着できます。
気になる速さですが、飛行機上では600Mbps, 地上では下り15〜120Bps、上り 10〜30BPSくらいでており、通信は数秒途絶えることもありますが、リアルタイムの会議など以外ではあまり影響ないとのこと
もちろん、通信品質はもっと向上される予定ですし、2022年や2023年にはかなり広範囲でサービスが開始されることは目に見えています。
ロシアや中国にとってはやっかい
国民のインターネットトラフィックを監視しているロシアや中国にとっては、検閲網を逃れられることから、当然このサービスにネガティブな反応を示すことでしょう。イーロン・マスクは中国にはサービスしないと過去発言しています。
なんでも、中国にとって驚異な場合には衛星が撃ち落とされる可能性もあるからという理由らしい。ロシアもStarLinkの使用者に対して罰金を課すことを検討しているとのこと
なにが爆弾なのか! とりあえず3つ
- 光ケーブルを使わずにネット環境が提供されれば、NTTやAUやSoftBankにとっては最大の脅威です
数年以内に大変革がおこることは間違いありません、爆弾ですね。 - 環境さえ与えればおそろしく優秀な人々は40億人のなかにはごまんといることでしょう。新しい天才が現れることで、世界規模でイノベーションが加速するはずです、これも爆弾といえるでしょう。
- ユーザーが増えることで多大な利益を上がられるSNS、ネットサービス会社はより成長するでしょうし、新しいサービスも今の数倍のペースで生まれるはず、これは需要爆弾と言えるでしょうか
その他に考えられること
- ネット人口が急増することで、当然、世界中のマネーの動きがよりダイナミックになり相場が激変する可能性もあります、限られたグローバル企業にマネーが集中する現象かもしれませんし、思いがけない動きになるかもしれません。
- 人口密度が低い地域では、ネットを通じた遠隔医療が発展し、薬はドローンで配達される時代がくるかもしれません、もちろん会計は電子マネー、ビットコインかもしれません。
- トイレや衛生的な水を確保できない地域が世界中には多くあり、そういった地域の情報がネットを通じて集まりやすくなります、インフラを提供するためのクラウドファンディングも活発になると予測します。
- オンライン授業しかしないネット大学で学位がとれるようにもなると予想します。オンライン化することで世界の優秀な学生を簡単にピックアップできるし、授業料が安ければ学生にとってもメリットしかありません。
その一方で中途半端は大学はどんどんなくなっていきそうです。
まだまだ、無限に考えられそうです
まとめ
- 世界中でインターネットが低コストで普及するのはすぐ、3年以内と予想します
- 爆発的な需要が発生して、新しいサービス、産業が生まれます
- 既存通信会社の価値が大きく下がる可能性があります
- 世界的に優秀な人材が新たに現れそれは世の中のイノベーションを巻き起こす
- 各国の関係にも注意!(ロシア・中国・北朝鮮とその他の先進国とか)