AI大国、中国

AIネタ

中国のAI開発環境は最高か!

ディープラーニングの発展を導いたのは、優秀な研究者や、コンピュータの計算技術向上もありますが、一番大きいのはビッグデータとも考えられます。

世界で一番多くのビッグデータが集まり、開発に適した国はどこでしょう?単純に考えると、人口が多い国が有利そうですが、中国の次に人口が多いとされるインドをAI先進国と考える人は少ないと思います。

私は以下の理由から、圧倒的に中国だと感じています。

AIの発展を国策として上げている

中国政府は17年に「次世代AI発展計画」を発表し、極めて重要な技術分野において20年までに米国と肩を並べると宣言しています。

AI関係の論文数の発表やその品質はもはや米国と肩を並べていると言われています。

また国防省が北京に設立しているふたつの新たな研究所は、AIと無人システムに特化しており、積極的に国がAIの発展に関与していることがわかります。

AIの開発を推進できるだけの、経済的な基盤を有している

AIに費やす予算も米国と同様の5000億程となっています。ちなみに日本は1000億強(2019年)です。

ビッグデータ収集の圧倒的な優位性

中国は他の先進国に比べ、人権に関するいろいろな制約がゆるく、他国では問題になりそうなデータや管理を行う傾向にあります。

○ 監視カメラによる顔認識技術で国民を管理
○ 国民のスコアシステムの構築(全ての個人データの吸い上げ)
○ 国によるデジタルマネーの発行

など、他国ではハードルがかなり高い。データ収集、データ管理が行われます。管理される国民はかなり大変ですが、このことは圧倒的な技術優位に働きます。

AIを支える民間企業、止まらない成長

ファーウェイの5Gの技術やAIに特化した半導体チップの開発力もかなり定評があり、これからの中国のITやAIを大きく貢献しそうです。

またIT大手「捜狗(Sogou)」は口唇形状認識の開発で有名で、映像から喋っている言葉を読み取る技術で有名で、政府の管理体制を後押しする技術で成長を続けています。

画像認識の最先端企業メグビーは、米国にとってかなりの驚異らしく、ファーウエイの次のブラックリストに乗っているようです。

国策に連携して、著しい発展を続けている民間企業が多くあり、そういった事も中国の強さと言っていいと思います。

他国はどうするのか

米国

アメリカはGAFAなど、一企業の年間開発予算が1兆円を超えていく企業が沢山あり、政府よりは、企業がいろいろな技術的なブレークスルーを生み出しているといえます。

しかし各国のデータのプライバシーの問題や、独占企業扱いされる可能性など、テクノロジーとは違う資本主義社会特有のハンデを中国に比べ抱えており、AIの発展についての環境は、少し劣るかもしれません。

カナダ

ディープラーニングのブレークスルーを生み出した研究者を排出する、AI大国のカナダは、米国に比べ積極的に移民を受け入れる政策で、世界中の優秀な研究人材を受け入れ、拡大しています。

もしも私がAIの専門家で海外で学ぼうと思うのであれば、間違いなくカナダに留学することと思います。もしも中国のような研究インフラが与えられれば、ダイバーシティという点で、最強のAI大国になる可能性があると思います。

日本

日本は国家的な後ろ盾や、AIに関して膨大な研究予算をとれる大企業が少ないことから、一人ひとりの研究者に優秀な人材がいたとしても、そのポテンシャルを発揮できるような環境にはなっていない状態です。

私の認識不足かもしれませんが、もはや他国と競争する状態にあるとは思えません。優秀な研究者は、国という枠組みは捨てて、日本の優秀な研究者として、他国の優秀な研究者とともに、AI大国で活躍するのが現実的ではないかと思います。

まとめ

中国は、圧倒的有利な研究インフラを背景に、世界のTOP AI大国になりそう

他国では資金力があり国際的に優秀な研究者を集める研究機関や民間企業を中心に技術力を高めそうだが、資本主義社会特有の制約がネックになりそう

日本の優秀な研究者は、国という枠組みを捨てて、他国で活躍するのが現実的