AIが作りだす写真、何が本当なの?

AIネタ

最初はゴッホ

AI研究者の間で話題になった論文「A Neural Algorithm of Artistic Style」では、ゴッホの絵と普通の風景画を合成して、風景画をゴッホ風に変換する技術が紹介されています。

ゴッホの絵からスタイルを抽出し、他の画像に当てはめるという技術は、教師データを必要としておらず、アートな分野での「教師なし学習」の可能性を大きく広げる論文として、世界中の注目を集めました。

画像生成

同じくらいの時期に、何の画像も必要とせずに、新しい画像をゼロから生成する手法が話題になりました、Generative Adversarial Network(GAN 敵対的生成ネットワーク)という技術です。

本物画像と、偽物画像生成モデル(Generator)と、両者が偽物か本物かを判断する鑑定モデル(Discriminatror)を用意し、偽物モデルと鑑定モデル競わせて、偽物モデルが本物に近づくように学習させるというものです。

ただし、このモデルの場合、最初画像が生成される過程をモデル化しなくてはならず、例えば新しいベッドルームの写真を生み出すには、あらかじめ大量のベッドルームの写真から学習を行う必要があります。

以下の画像は、モデルで生成された実際には存在しないベッドルームの写真です。(論文「Unsupervised Representation Learning with Deep Convolutional Generative Adversarial Networks」から抜粋)

実際存在しない、モデルで作成されたベッドルールの写真

よりリアルな合成技術 Style Based GAN

2018年12月にNVIDIAから発表された、「A Style-Based Generator Architecture for Generative Adversarial Networks」という論文は、GANを更に発展させており、画像をスタイルの集合に分解して、新しい画像を作り出すということです。

スタイルとノイズのパラメータを変化することで、いろいろな画像を生成することができ、偽物だと判断することが不可能なほどの精度になっているそうです。

1段目の画像と、2段目の女性の写真から、2段めの4人の画像が生成されるということです。(NvidiaのYoutubeの画像から抜粋

下段の右4人は作成された写真、本物を疑う人はいないのでは?

発展、商用活用される画像合成技術

現在でも、複数のアニメのキャラを合成して、新しいキャラを作るソフトあります。https://crypko.ai/#/

こういった技術によって、漫画を描けない漫画家が登場できる可能性も出てくるのではないでしょうか。

好きなアイドルの写真を集めて、新しいアイドル作成ソフトもあります。https://datagrid.co.jp/all/release/33/

表情をスタイル化することで、より自然な表情画像が作れる、ロボットに応用でき、リアルなAIロボットもできそうです。

その未来は?

この技術を3Dに当てはめて、されに人物の動きをリアルタイムに画像化できれば、それは100%のVR世界を生み出す

数年後にはこの技術は完成され、VR世界から抜け出せないVR中毒人がでるかもしれません。