「映画、AI崩壊」は民法的なエンタメだった。

AIネタ

失敗できないという使命

エンタメという言葉を監督は言っていた。俳優は演技派が揃っていたし、映像的にもエンタメ的な要素がたくさんあった。

観客は、AIに興味があって見に来るタイプと、普通のエンタメ的映画として期待するタイプがいると予想できる。

見に行った映画館はほぼ初日だが、空席が目立った。前者のタイプが多かったのかもしれない。

AIにこだわりのない人には普通におもしろいのかもしれないが、AIに興味を持って映画を見に行った方なので、正直眠くなってしまった。

なので「AIはよくわからないけど、映画で楽しく、そういう知識を身につけたい」と思う層には、「期待しないで」と言っておきたい。

興行的な最低ラインを守ろうとするとどうしてもこういう形になるのかもしれない。

足りないのは熱量?

不自然な銃撃戦や、やたら軽い大統領の死、AIというより昔ながらのITハッキングの話なの?

多少違和感を感じたものの、楽しい映画は内容に無理があっても十分に楽しめるものだと思う。細かいことを言うつもりはないが、映画自体が持つエネルギーが不足していたように感じた。

民法テレビとYoutubeの違い

ある意味、今のテレビ番組に似ている、そういえば映画の冒頭に日テレのロゴが大きくでていたなあ。わかった、Youtubeを見ずに、冗長なテレビ番組になれている視聴者向けなんだな。

必要以上に期待してしまうのは、一話が映画みたいな海外ドラマや、巨大な制作費をかけ、テーマもとがっているものをつくるNetflixのオリジナルドラマを見ているからかもしれない。

どちらが良いとは言えないが、民法的でない映画を作らないと、話題性という点でも弱いのではないだろうかと心配だ。

もっと攻めてほしかった

自分の好きな分野をピンポイントに短時間で情報収集できるテレビを見ない世代、他の優良なコンテンツを手軽に見れる時代だ。

製作サイドももっと、時代に挑戦するような話題性のあるコンテンツを作ってもらいたい。

自分が見たい内容

  • パンドラの箱をあけた科学者によってゲノム編集で作られた超人間とAIを絡める
  • 善意のある人間が作った超AIが、結果的に悪意のあるものに変わってしまう悲劇と恐怖
  • AIとゲノム編集でほぼ全ての人間が病気を治せる時代になったが、治療代が高すぎて、金銭的理由で自分で命をあきらめてしまう人の悲劇を恋愛の悲劇
  • 脳のリバースエンジニアリングによって、一部の機能では人間を超越してしまったAIと人間のドラマ、本当に脳全体がコンピュータに置き換わった場合の光と影を表現する内容

とか、いい俳優を使ってるので、もっと俳優が没頭できるような、すごい脚本は作れないのだろうか。

もったいない気になった。